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菌根菌(きんこんきん)
菌根菌(きんこんきん)たいていの人は初めて聞く名だと思いますが
土の中に存在している微生物で植物に共生している菌です。

先日森林ボランティアの関係で、声をかけて頂き、母校の東京農大 福永先生の“種からの森林づくり研修会”に行ってまいりました。
その中でのお話しで菌根菌の話が出て、感激しました
存在は解っていたのですが研究されていなかった分野のようで、キノコ類はこの菌に属します
植物が海から陸に上がった時点から共生しているという菌で、ミズナラ、ブナやシイ、カシといった極相種は杉やヒノキとは違う菌根菌が付いているというのです。
(極相とは自然に任せると最終的にその土地に合った同じ木で森が覆われることで、その木の事を極相種といい、その状態の森を極相林という)

最近のしらべで、極相種に付く菌根菌が なんと大きさが15? 重さ10トン 推定年齢1500年以上の物も見つかっているようで、つまり山全体の地下が同じ菌で覆われていると言うのです。
しかし木を切るとその1500歳の菌は死滅します。
もののけ姫にも出てきたように、犬神の森は元には戻れないのです。
我々は地上部の目に見えるものだけを見ていて見えない部分はすべて無視してきていたのですが、昔の人は、そこにはもののけや神が宿り大切にしてきたのは、あながち間違っていたことではなかったと実感する講義でした。

最後に窒素を固定する細菌のお話しが、時間がなく割愛されまして、大変残念でした。
author:, category:木の豆知識, 16:01
comments(2), -
Comment
いいなぁ 行ってきたんですね
いきたかったのに・・・案内入ってていけなかったんですよ――
1500歳の菌根菌、びっくりです。
お話、聞きたかったな――。
とちねこ, 2009/12/07 1:20 PM
いいな〜ぁ
9月からネイチャースクールは開店休業状態で、問い合わせもありません。完全に行政に潰されたという感じですね

極相林の地下は一つの生き物が支配していたというのは驚きでした。
しかもこの菌、植物より我々動物に近い生命体なんです。
県職の福永ゼミ卒業生の講義も林業試験場でありましたが、それよりも空中窒素固定のお話しが聞きたかったですね・・・
もう一度、誰か呼んで頂いて、もっと講義を聴きたいですね。

間伐屋木左衛門, 2009/12/09 9:59 AM