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筏師の道

久々の 熊野の山の文化 への投稿です。

 

筏師の道 三重県桐原から矢ノ川までを歩いてみました。

紀州藩水野家の重要産業の一つ材木を熊野川上流の北山から筏で運んできた筏師が櫂を担いで帰った道。現在で言うと、さしずめ産業道路でしょうか。幅1メートルほどの立派な石畳の道が残っていました。

途中の風吹峠 神社が祭られていて、ここより下は棚田と部落跡

かつては往来も多く茶屋も賑わったことでしょう。桜茶屋跡

新宮から桐原までのバスでご一緒した方が、今は何もない高岡に旅館が二軒あって、不思議に思っていたとの話になり、実は筏師が北山へ帰った道なんですよと、今日はそれを歩く話をしました。

 

旅人たちに供給したお団子やおにぎりの材料の米を作っていたのでしょうか。

棚田の獣害対策シシ垣

矢倉峠(地蔵峠の看板あり)

しばらく下ると急に立派な階段がありその奥に鎮座する矢倉神社跡

この神社への参道、立派な石の階段です。

この階段を下りて川を少し登ったところにある。青い淵をたたえた宮の滝 神社と関係のありそうな名です。

この横の柱状節理のオーバーハングが見事でした。

これを下ると開けてきて民家が点在し矢ノ川のバス停まではすぐ。

途中馬酔木の花が咲き誇っていました。

 

author:間伐屋木左衛門(かんばつやもくざえもん), category:熊野の山の文化, 12:08
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