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大辺路 古座から浦神 

JUGEMテーマ:日記・一般

大辺路の古座から田原には海岸を歩く道と地蔵峠を越える山道があり、距離的には同じくらい。おそらく海が荒れた時などに使ったのでしょうが、古座田原間の海岸は険しいので、鉄道や道路ができるまでは主に山道を生活道路にしていたと思われます。また海岸のほうは鉄道と国道で壊され、古道の形跡がない所で歩かないでとばしていた間隔

古座駅より橋を渡り清流古座川の左岸を歩き高池の虫食岩に

上部の洞穴に祭っていた仏堂

高齢化で高いとこで祭るのがむつかしなり下に降ろしてきているそうな。

岩の左端から登り、この洞穴(下から撮っています)をくぐると部屋があり、かつて祭っていた場所がある。

古い道標 右ハやまみち 左ハ さべみち とある。

地蔵峠の地蔵さん

いがみ滝 魚のイガミ(ブダイ)かと思ったが、ここで流れが歪んでいるのでついた名(?)落ち口横に大きな甌穴(おうけつ ポットホール)がある珍しい滝。

岩質は砂岩、比較的やわらかいので大きなものができている。この水系田原に流れているものと思いきや、津荷に流れている津荷川上流でした。途中流れが逆さになるので、おかしいなと地図で調べ初めて気が付く。なかなかいい渓谷で、一度谷を遡行してみたいものです。

佐部の地蔵さん 途中湯の谷の温泉を覗き、佐本城址を左に見ながら42号線に出て清水峠を越え浦神へ

浦神湾を一望するところで、昼食後浦神駅へ。電車を使った半日の古道ウォークでした。

 

大辺路の古座から那智に向かうコースはこのコースがおすすめ。国道(酷道)42(死に)号線は歩道もなく命の危険を感じる道で、歴史も感じられるこちらが断然いいです。一日でしたら太地か湯川駅まで歩ける(足に自信があれば那智まで)。電車の時間を見て計画を立ててください。

author:間伐屋木左衛門(かんばつやもくざえもん), category:熊野古道, 09:40
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