- 那智四十八滝巡り 西の谷
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2024.03.18 Monday
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那智は平安朝以来の熊野三山信仰の一大霊場で、自然信仰と仏教思想が融合し成立した修験道の道場であった。鬱蒼たる原生林に覆われ、渓流は太古の姿のままの幽すいな景勝地であり、行場として好適の場所であった。いつのころからか、この谷にある四十八の滝を行場として指定され、常人では近づきえない秘所として特定の修験者のみに口伝(くでん)で伝えられてきた。
前置きが長くなりましたが、那智四十八滝は本谷、東の谷、西の谷、新客谷の四つの谷に架かっていますが、その中の西の谷の10本の滝を巡りました。
とまめの滝 この滝とべむが本流にかかる滝で、なかなか良い滝です。
えきにの滝 半分埋まっていました。
たたらの滝 一帯が岩盤の中を落ちている
べむの滝 この谷で一番好きな滝
とりきの滝 べむの手前支流から落ちる滝
すばるの滝 これも支流から本流に落ちる滝です。
紀伊半島大水害の折この上流が大崩れして、西の谷はだいぶん埋まりすっかり渓相が変わりました。
ありけの滝 半分林道で壊されています。もったいない。
たまの滝 唯一ネコの名のような名前の滝
とろきの滝 ビンの底のような非常にパワーを(パワースポット)感じる地形を過ぎるとかかる滝
かぐつちの滝
間伐したばかりの様で、伐採された木で埋まっていました。
- 玉置山(777M)と嶋津の龍穴見学
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2024.02.12 Monday
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辰年生まれの六回目の私の誕生日の昨日、同じ誕生日の熊野の仙人が開いた裏玉置神社がある玉置山と龍穴に供養を兼ねて登ってきました。
裏玉置神社
私が使っているジオグラフィカというスマホの地図アプリに今回この神社が表記されていてびっくりしました。
私が知っている限りでは100人は登っていないのではと思っていましたが、危ないところはトラロープを張り目印テープもたくさん付いて、隠れた人気の様です。
玉置山山頂 森の中で展望はなしです。
下山後移動して嶋津の龍穴見学
いつ来ても素晴らしい所です。
暖かくなったらこの大蛇行をカヌーで下りましょう。
追伸
2月21日にジオグラフィカというスマホの地図アプリを開くと裏玉置神社の表示が無くなっていました。
登る前にスクリーンショットしていた画像です。
この裏玉置神社の表示はなんだったんだろう?不思議です。
- 三木崎と長バエ
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2023.12.12 Tuesday
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三重県三木里の賀田湾の先端にある三木崎灯台と長バエへ行って来ました。かつては立派な遊歩道があったようですが、あまり整備されておらず少し判りにくい個所もありましたが、往復2時間ほどのお散歩コースです。
三木崎灯台 三木崎の南東先端に位置します。白く綺麗でした。無人で灯台中には立ち入り禁止
灯台より少し東に下って、長バエ
柱状節理の岩頭が露出した磯。ドローンで上空から撮ればもっと良く分かると思います。
海はきれいでした。オハイの一つ南の半島なので、同じくブルー(長バエブルー)
帰路に動物の死骸が、おそらくヒミズです。
灯台北東の221Mのピークだけ登ってきましたが、次回は半島最高峰の274M三角点があるピークに登ってみましょう。
この時期海岸線の山登りはシーズンですね。
- 鈴木(雑賀)孫一終焉の地と大丹倉(おおにぐら)
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2023.11.26 Sunday
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熊野市育生町の大丹倉に行くのに車のルートを調べていたら、なんと鈴木孫一終焉の地とグーグルマップに出てきたので、大丹倉に行く途中にちょっと寄り道。
数えきれないくらい通っている42号線の有馬の海岸に面した場所で亡くなり墓があります。
碑は五輪塔、戒名は 釈広徳 門徒特有の戒名です。
雑賀党を率いた孫一は通常雑賀孫一と称されていますが、名は鈴木で和歌山発祥の性です。
秀吉に滅ぼされた雑賀党は秀吉死後各地で、その技術を買われ仕官しましたが、その折に雑賀を名乗ったようです。
また雑賀崎付近は日本の漁業の発祥地ですので、舟で各地へのがれ土着した者もいたはずです。串本の潮岬にも門徒の方がいらっしるそうですが雑賀党の流れかもしれません。
ここより札立峠を越えて、育生町赤倉の大丹倉へ。見事な完璧
写真では見えませんが真ん中あたりに滝があり登ってみました。
地元の人に聞いたら名のない滝だそうです。50Mほどの高さがあるでしょうか。名はあるはずですがね。
この滝と写真には写っていない少し手前にある滝の間の尾根を経由して登り大丹倉の岩頭へ
景色は抜群 左の尖った山は鷲ノ巣山で右は鵯山
帰りに丹倉神社(あかぐら)
アメノウオ(アマゴ)伝説と雨乞いの地 雨滝
谷は紅葉真っ盛り
照葉樹林の森ですから紅葉する木はチラホラですが。
- ハリオの滝と植魚の滝
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2023.11.16 Thursday
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古座川の源流大塔山から流れる谷に架かる滝、ハリオの滝と植魚の滝の見学に行きました。
ハリオの滝
光が入り虹が出ていましたが、私のデジカメでは撮れていませんでした。
植魚の滝
両岸が切り立ったゴルジュに豪快に落ちる見事な滝です。
いろいろ熊野の谷を登りましたが、この様な地形の滝は無いです。
この上流は穏やかな谷でアメノウオ(古座川水系ではコサメ)を見かけましたが、山仕事のたんぱく源にこの上流に放流したのでついた名でしょうね。
ところが、ハリオの滝の地図の位置が間違っているのです。
地図によると谷の二股上の本流にハリオの滝があることになっていますが、本流には滝は見えず右の谷すぐに架かっていました。どこで間違えたのでしょうかね。かなり昔からの表記の様です。
- 立間戸谷滝巡り
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2023.10.10 Tuesday
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立間戸谷は子ノ泊山(907.2M)の西側に切れ込む谷ですが、1000M足らずの山では信じられないほどの岩壁が発達した谷です。
今回はその谷の著名な滝 屏風滝、牛鬼滝、源助滝をめぐりました。
まずは支流左又奥にある屏風滝
オーバーハング気味に落ちる滝で、滝そのものが今にもこちらに倒れてきそうに感じる。
滝左上に見える柱状節理の屏風岩
滝とこの岩の間の狭いルンゼをつめると滝上に出られますが、高校二年生の時に登りましたが、今は無理ですね。
本流にかかる牛鬼の滝。この谷で一番高さがあります。
なんか名前に惹かれる滝です。
一番下流の源助滝 。一枚岩を二段に落ちる滝
発達した岩璧には熊野の深山幽谷のみに見られるキイジョウロウホトトギスが最盛期でした。
ひっそりと優雅に咲いていました。
- 果無山脈縦走
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2023.04.18 Tuesday
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果無山脈の最高峰冷水山から小辺路の果無峠まで縦走し、小辺路を八木尾まで歩きました。
まずは冷水山(1262M)
頂上はまだ冬状態の中咲いていたアセビ
思ったより寒く(5度)風が強いので、そこそこにして出発
見事なブナの木、根の張り様が見事でした。
こんな変な形のブナの木もありました。
どうゆう条件でこんな木になるのでしょうか?
ブナの平
文字通り平らなブナ林です。冷水からここまで歩くのは高校生以来半世紀以上ぶり、果無峠に出て賑やかな小辺路果無越えを八木尾に下る。
- 大配(オハイ)と頂山
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2023.03.13 Monday
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大配ブルーで話題になっている尾鷲市九鬼町九木崎の大配と頂山(397.9M)に行きました。
あいにくの曇り時々小雨で、海の色はもう一つでした。
火成岩で出来た岩を波が侵食した絶景。岩質は靴底に食い込みホールドが良く、危険な場所ながら安心して歩ける。原生林からの川が流れ込んでおり、釣り好きの私としては絶好の釣り場にも見えました。
流れ込んでいる川の滝
帰路に頂山(イタダキヤマ)に登りましたが、尾鷲ヒノキの林で残念ながら展望はなし。
二等三角点なので景色は良いはずですが。
城壁を思わせるような立派で高い猪垣がありました。城壁を利用して作ったのかもしれません。
頂山遠望
出発地点で駐車場のコミュニティセンターに到着
九鬼水軍発祥の地と漁港を楽しみました。
帰路に三木里海岸にある、徳川吉宗が推奨して植えたとされる松の木を見学して帰りました。
ヒトツバがびっしり生えていて、腐った部分に桜ともう一本幹に木が生えている見事な老大木でした。
- 便石山から天狗倉山
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2023.03.02 Thursday
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以前から行ってみたかった象の背見学を兼ねての便石山から天狗倉山の尾根道を縦走しました。
便石山(599.2M)頂上、尾鷲ヒノキの林で展望は無し。
少し南に下るとある象の背
まさしくゾウさんの背中です。展望は抜群。
尾鷲湾と尾鷲の町一望
東側の銚子川下流部相賀方面
これから行く天狗倉山方面
先端からはこんな感じ
便石山を背にしながら稜線を標高370Mほど下り馬越峠を過ぎ天狗倉山を目指す。
天狗倉山(522M)
ここも展望抜群です。
尾鷲古道センターからの風景
左の山(便石山)からグッと下がって右の山(天狗倉山)まで歩きました。
- 少女峰
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2023.02.10 Friday
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古座川下流の右岸にそびえる少女峰の道整備に行きました。
二度ほど登っているのですが、同じところで二度迷ってしまったので、道の確認を兼ねての登山。
頂上にて
眼下に古座川。
前の岩に乗っかり下から望遠で記念写真を撮って送ってもらうと面白そうです。
南側以外は展望抜群。北側遠くに先日の烏帽子山が見えます。
古座川上流嶽の森山方面
夏にはこの山を眺めながらカヌーで下りましょう。
この山系はダニが多く、暖かくなるとびっしりズボンに着いてくるところ。
この山の麓に修験者の宿坊跡があるそうで、ここで修業した可能性もありますね。