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ヤマウルシ
流木のタキモン(焚き物)の中におもしろい木を見つけました。
半分に割ると中が真っ黄色

確かウルシの仲間はこんな木目だったような記憶が・・・
さっそく、原色木材大図鑑で調べてみると
木肌がまったく付いていないので、判りづらいのですが
おそらく ヤマウルシ
結構重く緻密な木で、杭や小細工に使われる程度の、あまり利用されていない木ですが、
鮮やかな黄色い部分を巧く利用すれば、何か作れそうです。
焚き物としては、燃えにくい木ですね

ネットショップ森からの贈り物
author:, category:木の豆知識, 15:48
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雑木の加工
雑木 正確にはミズナラ、ミズメ、トチノキの加工をしています。
一つ一つ木の表情が違うので、楽しいですね
すべて大台ヶ原の木ですが、現在伐採禁止になっているので、手持ちだけでもう手に入りません。

下がトチノキ 見事な模様が出ていますし、珍しく真っ白なトチです。
上の左からミズナラ、ミズメ、下と同じくトチノキですが、同じ木とは思えないくらい
面白い文様がある木です。(なんに使うか思案中)
大台のミズナラは、木目が細かく非常に良い木です。
おそらく生息南限に近いので、緻密になるのでしょう
北海道の物と比べると同じ木かと思うほど
また、ミズナラは加工すると乳のような匂いがして、悪くないですが、
日本人が好きな木のケヤキは、加工するとウンチ臭くて好きになれません。
8分(24?)で製材している物なので、使い道が少なく
カッティングボードにします。

これらの木を手に入れてから、自然保護のため 使い道が無く困るほど周りにたくさんある
人工林の杉と檜の加工だけにシフトを替えましたので、手持ちだけを閑を見つけては 
ボチボチ加工していますが、杉や檜に比べると やはり良いですね 味がある 

一人暮らしで買って便利だったもの教えてください!
中華のフライパン 一人暮らしだと炒め物が手軽なので、奮発して買いましたが
あれから40年いまだに使っていますから、安い買い物でした。

ネットショップ森からの贈り物
フェイスブック始めました
author:, category:木の豆知識, 15:24
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熊野のナギ 雄花と雌花
天皇陛下がお手植えになった世界遺産熊野のナギですが、雌雄異株(しゆういしゅ) 
つまり男女の別があります。
男の木の花 雄花

開く前は白く綺麗でビッシリついています。
手当たり次第 声を掛ける用意でしょうか?

女の木の花 雌花 一つ一つに実が付きますからさほどたくさんついていなく
実の大きさからするとビックリするくらい小さい花です。見る

雄花は一見でわかりますが、雌花はこの大きさだと見逃してしまいます。

author:, category:木の豆知識, 09:05
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オガタマノキ
あまり聞き慣れない木の名ですがオガタマノキ
新宮は速玉大社に植えられている木です。

熊野では海岸林にみられます。
【ウィキペディアより】
モクレン科オガタマノキ属の常緑高木。日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹である。別名オガタマ、トキワコブシ
日本列島の本州の関東中南部以西と四国の海岸部、九州の低地、南西諸島に分布し、原名変種は日本固有。
和名は神道思想の「招霊」(おぎたま)から転化したもの。和歌、俳句の季語にも用いられる。
日本神話においては天照大神の天岩戸隠れにおいて天岩戸の前で舞った天鈿女命が手にしていたとする説がある。
榊の自生しない地域を中心に神前に供える玉串として古くから代用されたり、神木とされて神社の神域などに植栽されている例がみられる。

この様な照葉樹らしい葉です。
ミカドアゲハの幼虫はこの葉しか食べません。
蝶というのはわりと偏食でマニアックです。
そう言えば蝶好きもマニアックな人が多いですが・・・
author:, category:木の豆知識, 17:02
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イスノキの虫こぶ
今年最後のブログは森からの贈り物にふさわしく、木の話とそれに寄生する虫のお話
イスノキは照葉樹林帯に分布する常緑高木。東アジアの温暖帯から亜熱帯に分布し、日本では東南部以西、四国、九州、琉球、伊豆諸島御蔵島に分布する。照葉樹林の主要な構成種の一つです。

私が住む佐野は屋敷をブロックや石垣ではなく、垣根で囲う家が多く
この木やウバメガシを使っていますので、小さい頃から慣れ親しんできた木です。
この葉にはアブラムシの幼虫が寄生し、虫こぶを作ります。見る

この虫こぶ 虫癭(ちゅうえい)ともいい、同じ木に付くこれとは違う虫
イスノナガタマフシなどが作るのは

この様な大きなもので、穴は虫が出ていった跡で、風が吹くと笛になりヒューヒューと鳴るので別名ヒョンノキとも言います。
この虫こぶがタンニンを含むので染料の材料として使われ、材は乾燥させると非常に堅く丈夫になるので、家具・木刀(示現流系統の剣術で使用されているのは有名)杖などの材料に、灰(柞灰(いすばい))は陶磁器の釉の融剤とする。

ネコや虎などネコ科の動物が、いわゆるマタタビ酔いを起こすのは、マタタビ生果ではなく寄生昆虫によってマタタビの果実が変化した虫癭果(ちゅうえいか)だそうで、こうなると木にとっては寄生ではなく共生かもしれませんが、こればかりは木に聞いてみないと分かりません。
不思議の世界ですね。
author:, category:木の豆知識, 17:13
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ミズメ
一見サクラの木なのですが、実は違う ミズメの木を発見しました。

いつもはサクラだろうと思って通りすぎていただけで、結構ミズメだったのかもしれません
見分ける方法は、ナイフで少し皮を削ぐと、サロメチールやトクホン(湿布薬)の匂いがするのですぐ判ります。
この木 サクラに比べ重く重厚で、信州の松本民芸家具はこの木を使っていて、心材(木の中心の色の濃い部分)辺材(木の周りの色が薄い部分)の色の違いがはっきりしているので、濃い色を塗って仕上げています。
あまりにも色の違いが大きいので、あまり好まれて使われていない木ですが
私の好きな材の一つで、我が家のフローリングはこの木を使っています。
author:, category:木の豆知識, 11:13
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鉄砲虫の成虫
薪割りをしていると、アラカシの木の一部に直径2センチほどの鉄砲虫の穴がありました。
これはかなり大きな幼虫がいるなと期待をしたのですが、出てきたのは成虫

大きさ8センチほどの大きなカミキリムシが出てきました。
ギリギリと 鳴いているのか、歯ぎしりしているのが判りませんが
寒いので元気がありません、おそらく冬眠中を起こしてしまったみたい。
暖かい(?)ストーブの中に入れてあげました・・・

追伸 酒の席でカミキリムシの話になり、このカミキリムシの名前がわかりました。
シロスジカミキリ 日本で一番大きなカミキリムシです。グッド
author:, category:木の豆知識, 18:18
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杉の木の年輪
数ある木の中でも、杉の木の年輪はバームクーヘンのように綺麗
この年輪からは、木の生い立ちを見ることが出来ます。

この木の年齢は?
年輪を数えると10ありますので 10歳ですね。
真ん中左の黒い部分の先 4年目の年輪の所が枝の後ですから
植林4年後に枝打ちをしています。
最初の7年は成長が良いですが、それからは成長が著しく落ちています。
かなり密植 (みっしょく 間隔をあけずにぎっしりと植え込むこと)した周りの木が大きくなってきたのでしょう。
もう少し大きい木だと、年輪が詰まり再び年輪の幅が広いところは
間伐した後だと推測されます。
木は真ん中ではなく、外側が太っていくのですよ。
それゆえ林業家は枝打ちをした切り口を覆っていくことを“木が巻く”と言います。
ちなみに 人間の脂肪の付き方も同じですよね
あまり脂肪に巻かれないよう気をつけて・・・
皆さんも切り株を見る機会があれば、この様に観察してみて下さいね。見る

author:, category:木の豆知識, 22:41
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菌根菌(きんこんきん)
菌根菌(きんこんきん)たいていの人は初めて聞く名だと思いますが
土の中に存在している微生物で植物に共生している菌です。

先日森林ボランティアの関係で、声をかけて頂き、母校の東京農大 福永先生の“種からの森林づくり研修会”に行ってまいりました。
その中でのお話しで菌根菌の話が出て、感激しました
存在は解っていたのですが研究されていなかった分野のようで、キノコ類はこの菌に属します
植物が海から陸に上がった時点から共生しているという菌で、ミズナラ、ブナやシイ、カシといった極相種は杉やヒノキとは違う菌根菌が付いているというのです。
(極相とは自然に任せると最終的にその土地に合った同じ木で森が覆われることで、その木の事を極相種といい、その状態の森を極相林という)

最近のしらべで、極相種に付く菌根菌が なんと大きさが15? 重さ10トン 推定年齢1500年以上の物も見つかっているようで、つまり山全体の地下が同じ菌で覆われていると言うのです。
しかし木を切るとその1500歳の菌は死滅します。
もののけ姫にも出てきたように、犬神の森は元には戻れないのです。
我々は地上部の目に見えるものだけを見ていて見えない部分はすべて無視してきていたのですが、昔の人は、そこにはもののけや神が宿り大切にしてきたのは、あながち間違っていたことではなかったと実感する講義でした。

最後に窒素を固定する細菌のお話しが、時間がなく割愛されまして、大変残念でした。
author:, category:木の豆知識, 16:01
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ヤマグルマ
ヤマグルマ

雄しべや枝・葉が、車の輪のように付くのでヤマグルマの名がついています。

あまり太い木は見かけませんが、この木は立派です。
ヤマグルマは山形県以西の谷沿いに分布する常緑高木で、樹皮から良質のトリモチがとれるので、「トリモチノキ」とも呼ばれるそうですが、子供の頃はモチノキの樹皮から作りましたが、この木のように他にもトリモチが取れる木があるのですね。
面白いのは、道管をもたない日本で唯一の広葉樹で、進化しなかった原始的な樹である。
東アジア(台湾北部、朝鮮南部および日本)の風土に守られて生き残った樹といえるそうです。
author:, category:木の豆知識, 18:57
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